地形による危険

川

キャンプでの危険として、2番目に注意すべき項目は、「地形」である。

流石に、初めから、ネイティブエリアでキャンプをする人は少ないであろうが、オートキャンプ場のように専門家が管理しているエリアで、数回キャンプしたからと言って、知識もなくネイティブエリアでキャンプするという事は、非常に危険であるという事です。

では、具体的にどのような危険があるか、チェックしていこうと思う。

川は谷底という認識を持つ。
②周辺や上流域にダムがないか確認する。
標高、海抜を把握する。

①川は谷底という認識を持つ。

地形による危険で最も危ないのが、川であろうと私は考えます。

理由は、題名のとおり、川という物は、その周辺で一番低いから、川なのである。そして、降雨などでも周辺の雨水が一点に集中してしまうという特徴もある。

上記でも申したが、私は趣味、釣りである。なじみの渓流に毎年通っているが、必ずと言って良いほど川の地形は、大幅に変わっています。

去年、大石の上でメシ食ったよな。あそこ少し深くなっていて、いいポイントなんだ!と思ってその場所に行くと、あれ?俺の記憶違いか・・・。と思わせる場面に何回も遭遇します。

あのデカい石が・・・。水の力は恐ろしい・・・。

もしあなたが、キャンプしていた時、大石を動かすような鉄砲水が来たら?間違いなくただでは済まないでしょう。

何回も言います。山で携帯は使えないと思ってください!ネイティブエリアでは、なおさらです!現地で雨が降っていなくても、上流域で突発的な雨雲が発生している可能性だってあります。

雷が鳴ったら、とりあえず高台に避難しましょう。

また、川は極端に言いますと、谷底です。地滑りや土砂崩れ、落石等が起こる可能性があります。前日や当日、もしくは梅雨時期の川沿いキャンプは非常に危険ですので、絶対にやめましょう!

②周辺や上流域にダムがないか確認する。

分かりやすく、現実的な動画を貼り付けておきました。ダムの放水エリアでは、間違いなくキャンプは禁止となっていますが、事前に自分たちでも、周辺調査は必要だと思われます。

動画は比較的、開けた地形だが、もっと山奥の場合、草木をかき分けて、非難するのも大変です。また、動画は釣りをしているので、簡単に避難できているが、キャンプしていたなら、どうでしょう。

例えば、飲酒をしていて、冷静な判断ができなかったら?非常に危険ですので、ダムがあるような場所や、未開拓の地に、簡単に足を踏み入れキャンプするのは、絶対におやめください!

山奥ではキャンプ禁止の看板等がありませんし、誰もいないため、ついつい自分に甘くなるものです。気を付けましょう!

③標高、海抜を把握する。

海

何も危険は、山や川に限ったことではありません。

皆さんの記憶にまだ残っているであろう、3.11東日本大震災。あなたがもし海沿いでキャンプをしているなら、あなたがいる場所は、ほぼ海抜0です。

何を伝えたいかと言うと、地震が起きてから津波到達まで、30分程度しかないという事です。ちなみに、大船渡では、非難サイレンが鳴ってから、3分しか時間がありませんでした。

あなたは、いざ、地震が来たらどのように行動しますか?間違いなく非難するのではなく、スマホを見るでしょう。大丈夫だろう・・・。と8割思っているからです。

しかし、あなたがいるところは、地球の大陸で一番低いところ。スマホなんか見ている暇があったら、すぐさま高台に避難しましょう。

その際、事前調査が無ければ、混乱して非難に時間がかかってしまいます。

なので、海でキャンプをするときは、事前に地元の避難場所や高台を確認することが重要です。

また、山などの標高が高い場所でのキャンプも気を付けなければならないポイントがあります。

あなたは、本当に健康ですか?血圧等高くないですか?

通常、人間の体が影響を受ける、標高は2000mからと言われております。しかしそれは、健康であっての話です。

これは実際の話だが、長野県のとある標高1500mのキャンプ場に2021年1月、私は2泊したのだが、その際、心不全で倒れてしまいました。

原因は、高血圧により、心機能が通常の人よりも低下しており、標高が高い場所での長期滞在にて、心臓に極度の負担がかかり、呼吸困難になってしまった、という事だった訳です。

オートキャンプ場でも、標高1000mを超えるキャンプ場は数えきれないくらい存在します。

なので、中年の方や、心当たりがある人は、事前の健康診断や、日々の血圧等を把握し、自分が今、標高何メーターにいるのかくらいは、把握する事が非常に大事です。

何度も言いますが、救急車呼べたとしても、山の上なんかにすぐきませんから!気を付けましょう!

一酸化炭素中毒の危険

初心者キャンパーの中でもオシャレな対流式ストーブや、薪ストーブに憧れて、キャンプを始めた方も、少なくはないはず。

この項目は、別記事でも紹介しているので、ぜひ確認してほしいです。

非常に危険で、命に直結してしまう事なので、一酸化炭素チェッカーを使い安全にキャンプをしましょう!

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