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空前のキャンプブームは2回のブームで構成されていた!
キャンプとは不思議なもの・・・
場数をこなす度に、あれだけ嫌だった冬が徐々に好きになってしまう・・・。
なぜだろう・・・。
キャンプをすることにより生まれる感情
それは、ある一定のレベルで挫折しなかったキャンパー達が皆感じている『しのぐ喜び』からくるものだと思う。
そしてその『しのぐ喜び』とは、キャンパー達をあざ笑うかのような大自然の無差別な攻撃を、ありとあらゆるキャンプギアと経験で培った知識を駆使し攻略して見せる自己満足からくる喜びの事を指すものだ。
そんなド変態なキャンパーが四季を通して一番恐怖する季節・・・。
そう、それは冬である。
実際のところ実は私もそうなのだが、春秋のような、快適で軽装備なキャンプより、この気温で生きて朝を迎えられるのか?という恐怖心すら覚えるキャンプの方が興奮するのである。
この現象について、一説にはただのどM説が騒がれている訳だが、我々から言わせればそれは全くの誤解である。
なぜなら、つらい環境が気持ちよいのではなく、つらい環境を乗り切るための準備やその過程、また、実際に準備したキャンプギアで粗悪な環境をより快適な環境にしてしまう行為こそが快感であるからだ。
この感情は、特に異常な感情ではなく、人間が文明や技術を発展させてきた理由と比例する感情であることは言うまでもない。
そして、なんでも不自由なく暮らせる現代社会だからこそ、あえて不自由な空間に自分を置き、その不自由の改善を楽しんでいるにすぎないのである。
不自由を改善する事がキャンプの魅力である
不自由を改善?
不自由が楽しいんじゃん!
という人もいるとは思うが、それが本当なら、原始人のように手ぶら、裸でキャンプに挑んでみればよい。
人は不自由を楽しみつつも、ある程度の快適さも求めていることを忘れないでほしい。
寝るときはテントの中で、火起こしもファイヤスターターと何かしら文明に頼り適度な快適さの中でのキャンプであることは紛れもない事実である。
そしてそれは、不自由の程度で人それぞれだからである。
以上を踏まえると、空前のキャンプブームと言われてきた今回のキャンプブームもコロナという疫病のせいで、不自由な自宅にこもった多くの人々が、不自由の改善の過程を楽しもうと望んだ結果、キャンプに行きついたと言えるだろう。
そう、キャンプブームは何も偶然ではなく、コロナ過という不自由な生活がトリガーとなった必然的なブームであると言えるのだ。
また、密にならない環境もそのブームを加速させたものであろう。
キャンプブーム始まりは不況が原因
しかし、考えてみればコロナ過以前からキャンプブームは始まっていた事実はある。
実際のところ、第2次キャンプブームが始まったのは2010年ころからと言われており、ちょうど日本が『就職氷河期』に直面していた不況の始まりと時が一緒である。
その事実を考査すれば答えは簡単、金がないファミリー層が第2次キャンプブームを巻き起こしたのである。
その証拠に、2010年から2020年の間、キャンプを楽しむほとんどの人々がファミリー層であったことが言えるのである。
ホテルに泊まり家族旅行をする費用は約10万。キャンプでは2泊しても1万前後。
この事実が、まさに第2次キャンプブームを巻き起こしたのである。
2つのブームが大ブームへと発達した!
それを考えると、ソロキャンプや女子キャンプが流行りだしたのはコロナ過が始まってからという事であり、2010年から巻き起こった第2次キャンプブームとは、やはり違っていた別ブームだという事が言えるであろう。
いや、第2次キャンプブームとコロナによるキャンプブームが重なり空前のキャンプブームと言われる『大きな流行り』となったという事とも言える。
そして、コロナ過の終息と共に第2次キャンプブームも終わりをつげ、今やキャンプはカルチャーへと昇華中である。
いずれにせよ、今回の第2次キャンプブームにて、たくさんの施設ができ、様々な設備が導入された事から、以前よりキャンプが身近なものへと進化したと言える。
また、キャンプギア等も同じことが言え、流行りが市場を刺激したおかげで、ずいぶんギアも進化を遂げ、より快適にキャンプをすることができるであろう。
という事で、今回は『空前のキャンプブームはなぜ起きた?』という記事でした。
それでは、また、独り言が出始めたらキーボードを弾こう!