【危険】空前のキャンプブーム!同時に盗難が多発!

キャンプブームと盗難多発!

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現在、『第二次キャンプブーム』とも呼ばれているさなか、コロナの影響もあり、さらに拍車がかかったこのブーム。

その背景には、キャンプギアの中古市場や、転売ヤーなどによるビジネスもまた、空前のブームを迎えていた。

実際のところ、私自身も、このキャンプブーム到来とともに、新商品などを購入するために、まだ使えるギアも売り飛ばし、その資金でまた新たなギアを購入するという流れに自然と乗っていた。

需要があるという事は、無論供給もある訳だが、盛り上がるキャンプギア市場にどうやら悪の組織も介入してきたというのだ。

それは、キャンプ場で留守を狙い、高級なキャンプ用品を盗み、メルカリなどの中古市場で売り飛ばす!という手法だ。

よく盗難されるキャンプ用品として、クーラーボックスやポータブル電源などがあげられるが、どれも非常に高価に取引されており、本来、無人でおいて置くような代物ではない事が言える。

おまけにキャンプ場というものは、防犯面ではほぼ無法地帯。キャンプ場のご利用ガイドにも盗難や紛失は自己責任と明記してある始末だ。

当たり前だが、防犯カメラなど、ある訳もなく、そこに目を付けた窃盗団が近年、増加しているという。

今回は、そんな窃盗団から大事なギアを守る手段を紹介していこうと思う。

まずは、狙われるポイントを整理していこう。

車横付けオートキャンプサイトが危険

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まず、一番危険と言ってもよい、車横付けオートキャンプサイトだ!

なぜ危険かというと、『留守が一目瞭然!

という単純な理由だ。チェックイン後の忘れ物の買い出しや、近場の観光、日帰り温泉など、車で移動し、サイトを留守にしている所を、窃盗団は狙ってくるという事だ。

また、写真のように横一列のオートキャンプサイトなど、死角が多く、絶好の狩場という事だ。また、車が横付け出来るという事は、窃盗団にとっても好都合で、周りのキャンパーも、いちいち、他サイトの車のナンバーや異変など、気にもとめていない。

むしろ、日本人のキャンプスタイルというものは、なるべくプライベートが確保できるように、『あえて死角を作って設営』するものである。

よって、キャンプ場で一番狙われやすいサイトは、オートキャンプサイトだと言えるだろう。

では、どうすれば盗難を防げるのか?

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盗難を防ぐ方法は様々だが、一番間違いない事は、『貴重品は車にしまう』という事です。

サイトにおしゃれに飾っておくのも良いですが、用事で長時間サイトを空けてしまう際は、今一度、車内に積んで置く事が『一番確実な防犯対策』と言えます。

テントまで積んで置け!とは言いませんが、ポータブル電源やクーラーボックス、シュラフなど、高価な値段で取引されている物は、財布と一緒で、肌身離さず管理しておくのが、確実です。

フリーサイトなど、車が遠い場合でも、横着せず、貴重品は車内に保管し、サイトを空けることを強くお勧めいたします。

盗難防止対策その2

我が家でも実践している事、それは、サイトは空けず、常に誰かいるようにする事です。

連泊して中日に観光に行く等の場合は、上記手段を取る他ありませんが、シャワーや買い物など、交代で行ける事に関しては、常に見張りを付けておくのも重要となってきます。

窃盗団は案外、身近な場所にいて、あなたたちを監視しているかもしれません。また、客に交じってキャンプをしているようなケースも少なくはありません。

常にサイトを空けずに、用事は交代で済ませることを強くお勧めいたします。

盗難防止対策その3

この方法は場所にもよりますが、サイト内の植樹などに、『チェーン等で南京錠を使い縛り付けておく』方法です。

私はいかなる場合でも盗難防止ができるように、約1,2mのチェーンと南京錠は常に車に積んであります。よく、テーブルや椅子などを縛り付けて使っておりますが、意外と効果的だと思っております。

なぜなら、盗難目的が転売にて、綺麗な状態ではないと商品価値が無いからだと言えます。壊してまで、盗んでいかない!という事ですね。

しかしながら、この方法も効果的ではあるが確実ではありません。なぜなら、盗もうとして来ている奴らは、専用の工具を準備してきている可能性があるからです。

私は安いギアしか使ってないので被害にあったことはありませんが、高価なギアを使っているキャンパーにはあまりお勧めできない方法と言えるでしょう。

やってはいけない盗難防止

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『キャンプ盗難防止』などとグーグルやYoutubeで検索しますと、テント入り口を南京錠で施錠している方が多数見受けられます。

この行為の何がいけないかと言うと、『テントが破られる!』恐れがある!という事です。

また、『留守の証明』と、『高価な物がある証明』を自ら行っている状態とも言えます。

考えてみてください。あなたが窃盗団の場合、入り口を施錠してあっても、テントなんてまくり上げるかカッターなどで破りますよね。

そして、外から鍵をかけているという事は、中に誰もいるわけありませんよね。

そういう事なのです。

ペグ数本抜けばテントなんてなんの防犯能力もありません。

であれば、逆に、車などに貴重品を積んで、テントはフルオープンにてサイトを空けた方が、パッと見、金目のものもなく、テントを破かれる恐れもなくなります。

皆さん、キャンプにおいて一番高価な物、それは物にもよりますが、テントではないですか?破かれてからでは遅いので、何の意味もない、むしろ、『留守を主張してしまう』南京錠での施錠は絶対におやめください。

まとめ

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大自然相手のキャンプにて起きた、未だ騒がれている、山梨県道志村幼児行方不明の事件。犯人は、はたして人間か野生動物か・・・。

必ずしもキャンプの際、忘れてはいけない事。

それは、『人間の手が入っていない環境での非現実的な体験だからこその無法地帯』だという事。

そこには防犯カメラ、交番、病院も無く、何が起きても自己責任という、実は非常に厳しい環境での娯楽だという事です。

脅しているわけではありません。まぎれもない事実です。

そしてそのような環境に、続々と押し寄せる初心者やファミリー。それを狙っている野生動物や我々人間。非常に恐ろしいと思いませんか?

第二次キャンプブームは、わずか5年という短い期間で広がりを見せ、土地さえ提供すれば勝手に設営し、掃除までしてくれるという夢みたいなビジネスに飛びつくように開業するキャンプ場。

そしてオーナーはど素人。キャンプ場での事件事故は全ては自己責任。

以上を考えても、やはりキャンプを楽しみたければ『自分の身は自分で守る』『自分の財産も自分で守る』他無い、という事が良くわかります。

この記事を読んだ方々、これを機に、最新のキャンプギアを買うのではなく、盗難防止や安全備品の方にも資金を費やし、安心してキャンプが楽しめるように努めてみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

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