はじめに・・・
どーも!【Red*StonesTV】のRedです!
この記事を読んでいるという事は、これからキャンプを始めようとしている方だと思います。
皆さんは、キャンプを始めようと思った際、オシャレなキャンプギアを検索して購入したり、初キャンプ場を検索したりする事と思います。
ワクワクドキドキしながら、真新しいギアや新品のクーラーボックスに食材を詰め込み、いざ出発!というのが、現キャンパーのほぼ100%に近い一連の流れだと思います。
しかし、待ってください。
新品のギアを購入する事、初キャンプ地を検索する事より、肝心なことを忘れていませんか?
今回は、その肝心なお話をしようと思います。
ベテランキャンパーとあなたの違いは知識と装備だ!
ベテランキャンパーと初心者キャンパーにおける違い。
それは、装備と知識の違い。
近年、初心者キャンパーの不幸な事故や、迷惑キャンパーによるキャンプ場や自然の汚染、破壊が多発しているのをご存じですか?
ニュースを見ていると、事故で亡くなられた話や、野生動物に襲われた話。また、ゴミの不法投棄に悩まされる地元民の話題が、週に一回は報道されております。
交通事故や事件などと同じで、ニュースで報道されているのは、氷山の一角。空前のキャンプブームにて、毎日、何らかの事故や事件が、驚くほど起きているのが現実です。
また、事故にはならなかったが、間一髪!危なかった!と思った時があるキャンパーは少なくないと思います。
そんな危険と隣り合わせのキャンプは、誰でもでき、資格は必要とされていないのが現実です。このまま事故が増え続けると、そのうちキャンパー免許もできるかもしれません。
そして同時に、最低限のルールやマナーも、未学習のまま大自然に投げ出され、初キャンプを迎えてしまうのが、現実です。
初キャンプの際、そこまで考えたり、学習してからキャンプをしようと思っている人はいないと思います。
次項からは、そんなキャンプの危険個所や備えるべき装備、また、心構え等をお話していこうかと思っております。
必ず見て!キャンプの危険個所
まずは、私の経験値から、危険と思われる項目と対策を挙げて行こうと思います。ここを見逃すと間違いなく痛い目を見ます。
何も起きず、無事にキャンプが終わっても、ただ単に『運が良かった』だけだと思ってください!
キャンプとは自然相手です。いざとなってからでは、人間なんて何もできません。
野生動物との遭遇
まず、第一項目に【野生動物との遭遇】を挙げました。理由としまして、一番と言って良いほど危険だからです。
確認ですけど、我々人間は、動物のなわばりの中でキャンプをします。オートキャンプ場も例外ではありません。
我々人間だって、自分の家に知らない人や動物、害虫がいると興奮して駆除しようとしますよね。
つまり、そういう事なんです。人間なんて、道具や機械が無ければ、最弱の生き物です。写真はクマですけど、イノシシの突進ですら骨折ぐらいはするでしょう。
ましてや、キャンプの食材や料理、美味しい匂いがプンプンしてます。野生動物は人間の何百倍も嗅覚が優れていますし、常に腹ペコです。
我々人間だって、腹ペコで美味しい匂いがプンプンしていれば、多少の危険を冒してでも手に入れようとしますよね。
まさに、カモがネギを背負ってきている状態です。
では、どのような対策をすべきでしょうか?
野生動物の具体的な対策としまして・・・。
②食事やBBQの前後は車にクーラーボックスをしまう。
③食器は全て洗い、コンロも掃除して就寝する。
④生ごみを減らす工夫をし、ゴミも車にしまう。
⑤熊撃退スプレーを常備する。
⑥鈴などをつけてトイレに行く。
⑦仮に遭遇しても大声を出さない。こちらから行動せずスプレーだけ準備し待機する。
⑧事前情報でクマが出没するような場所なら、ソロキャンはさけ、交代で焚火を絶やさない。
⑨最悪の場合を想定し、救急箱も初期装備に加える。
①密閉性の高いクーラーボックスを購入する。
事前調査で熊がでる、標高が高い、またオートキャンプ場ではなく自然の場所などでキャンプする時などは、写真のようなソフトクーラーボックスは使用しない方が良いです。
なぜなら、チャック部分がどうしても気密性が悪く、食材の匂いが漏れるからです。
ゴムパッキンが付いたハードク-ラ-ボックスなら、OKです!
私は釣りもするのですが、釣りメ-カ-さんのク-ラ-ボックスは、海難事故の際にも浮き輪代わりになるくらい気密性が高いです。
②必要がない時はクーラーボックスを車にしまう。
この項目ですが、目的は、匂いを抑えるだけではなく、キャンパーがいるテントに熊を寄せ付けない!という意味も込められています。
また、車がサイトやキャンプ地の近くにない場合は、滞在しているテントから、なるべく遠ざけて保管することをお勧めいたします。
③寝る前に食器やコンロは洗う。
ここは説明不要だと思いますが、使用済みの食器やコンロは、食材やクーラーボックスより匂いますし、何よりクマ以外でも、カラスなどに荒らされてしまいます。
皆さんも、朝起きてゴミや食器が散らかっていたことありませんか?
きちんと使用済み食器類は洗浄してから就寝しましょう!
④生ごみを減らす工夫をし、ゴミも車にしまう。
無論、匂い対策だが、重要なのは、ゴミをしまうのではなく、ゴミを出さない工夫である。
昔、キャンプを始める前、川や山によくBBQに行ってましたが、昔の常識は使い捨てが主流でした。その時代は、BBQの後、大きな45ℓのごみ袋2袋、満載だったのを覚えてます。
近年では、炊事場がきちんと整備されていたり、BBQ場以外のBBQは禁止されているため、キャンプ用の食器を洗って使うという様式が主流にはなってきているが、未だに使い捨て食器や、割りばし等を使っている方もよく見かけます。
捨てればよいので便利ですけど、我々人間でも、はっきり感じる悪臭がします。完全に野生動物を呼んでいる行為です。
また、食材なども、必要最低限にし、下処理できるものはあらかじめ準備し、なるべく生ごみが出ない工夫もしましょう。仮に少量でも出てしまったら、ジップロックなどで生ごみを密閉し、車の中で保管しましょう。
⑤熊撃退スプレーを常備する。
製品は海外品だが、日本の商品でも使い方が一緒だったので、参考までに分かりやすいYoutubeを貼っておきました。
スプレー買っても、いざと言う時に使えないのなら、意味ないですからね。
これは、命にかかわる事です。きちんとシミュレーションしておきましょう!
⑥鈴などをつけてトイレに行く。
他のキャンパーに迷惑が掛からないサイトや、完全な自然の中でのキャンプなどは、クマよけベルを鳴らしながら、深夜トイレに行こう!
オートキャンプサイトでも、シーズンオフ時や、週末以外などは、数えるほどしかお客がいないものです。
クマや、野生動物は、人間が活動していると寄ってきませんが、夜中寝静まって活動音がなくなると出没します。他のお客がいない時期は特に出没すると思っていてください!
いつでも使えるように、熊よけベルは、初期購入品に追加するべきです。
また、補足ですが、キャンプ場ではなく、山での本格的な野営の際は、ラジオなどを流しながら寝るものです。
⑦仮に遭遇しても大声を出さない。こちらから行動せずスプレーだけ準備し待機する。
熊や野生動物は、非常に憶病な性格です。あなたも怖いかもしれませんが、熊もあなたと出会って相当怖がっているはずです。
そんな時に大声を出したり、逃げようと走り出すと、熊も威嚇して襲い掛かったり、追いかけてきます。基本、目線を合わせず、ステイです。
また、死んだふりもNGです。
スプレーを準備し、近づいてきたなら噴射しステイ。それでも向かってきたら顔に噴射!そこで逃げましょう。
私は以前、渓流釣りをしていて、2回ほど熊を対岸で見ましたが、無視して釣りをしていたら、2回とも水を飲んで山に帰っていきました。
意外とこちらが何もしないと、向こうも何もしてこないものです。常に冷静に行動するように、心がけてください!
⑧事前情報でクマが出没するような場所なら、ソロキャンはさけ、交代で焚火を絶やさない。
これが一番効果的かもしれません。
動物は火を嫌いますし、焚火で煙も出ます。
絶対と言って良いほど、効果はあると思いますが、オートキャンプ場や、普通のキャンプ場では、就寝時間や消灯時間が決まっているので、現実的ではありません。
しかし、熊の出没条件は、人気が少ない時や、場所なので、他のキャンパーがいないなら、効果的だと思います。
時と場所を考えて、実践してください!
⑨最悪の場合を想定し、救急箱も初期装備に加える。
無事、野生動物を追い返したが、負傷した!また、逃げることができたが、転んで出血した!
しかし、考えてみてください。野生動物が出るような山奥で、すぐに救急車が来ると思いますか?
また、そもそも携帯電話、繋がりますか?
という事なのです。あなたがいる場所は、不便を楽しむ場所です。いざと言う時も不便だという事を忘れないでください!
また、動物以外にも、蛇や害虫、植物などでも負傷する可能性だってあります。
オシャレなギアを購入する前に、必要最低限な救急箱を購入してください!
普段使い慣れていない、オノやナイフで自ら負傷する場合もありますよ!血が止まらなければ、死にますからね!
補足ですけど、私の経験上、キャンプ場の30%は携帯、繋がりませんでした。私はあまりにもソフトバンクが繋がりにくかったので、auに替えたくらいです。
最悪、救急車も助けも呼べないという緊張感をもってキャンプに臨んでください!良い事ばかりではありません!
↓これに何度助けられたことか・・・ポイズンリムーバー!↓