【初心者】渓流釣りの服装と装備品。命の危険がある事を理解せよ!

渓流釣りで本当に大事なもの

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この記事では、入渓する際の服装や装備などを初心者でも分かりやすいように、細かく解説していきます。安全に、良い釣りをしたいのなら、道具も大事ですが、服装や装備も重要だという事を理解して、美しい渓流の魚達に会いに行こうではありませんか!

装備を整えなければならない理由

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渓流釣りと言いましても、車が横付けできるような場所もあれば、川沿いや川の中を釣りながら登って行く方法など、フィールドによって様々です。しかしながら、車を横付けできる『誰でも入れる場所』ほど、個体も少なく、プレッシャーが高い為、良い釣果が期待できないという事になります。

逆に、誰も入れないような難易度が高い山奥や、1日ではいけない場所など、『釣り人が少なければ少ないほど良い釣果』が期待できる釣りとなっており、上級者ほど上流部の誰も訪れない場所を好む釣りとなっております。

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たまに、田んぼの用水路や小さな排水溝で、ヤマメやイワナが釣れるのも、誰もそんなとこでは釣りをしないから釣れるのです。もっとも、そんな所に、魚がいるとも思っていませんし、1m未満の用水路で釣りを好んでやる人が少ない為です。

よって、渓流釣りでそこそこの釣果を出すためには、『地元民しか知らない穴場を見つける』か、ある程度、『車やバイクでは入れない場所を探し、リバートレッキングしなければならない』という事になります。

前者の穴場なんて、誰も教えてくれませんし、見つからないから穴場なので、初心者の方々は、後者を選択せざる負えません。

よって、足場の悪いゴロタ(大き目な石ころ)の上をある程度歩き回れる、『釣り歩く服装や装備が必要だという事になります。

渓流釣りの服装について

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ここでは、渓流釣りのすべてのジャンルに共通する(ルアーフライなど)服装を紹介していこうと思います。すべての釣法で共通して言える事、それは『川の中を歩く』という事になってきます。

ウェーダー

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まずは、なんと言っても『ウェーダー』が欠かせません。ウェーダーという物は、『胴付き長靴』とも言われ、胴から下まで、完全防水してくれる優れものとなっています。

また、生地や靴底など種類が豊富で、購入する時に悩んでしまうと思いますが、『クロロプレン素材の『フェルト靴底』を選べば間違いないでしょう。比較的安価なナイロン製や、ビニール製などもありますが、伸縮性が無い分、大き目なサイズを着用しなければならない為に、より水の抵抗を受け、歩きづらいという難点があります。そして、夏場は特に汗が蒸発しないので、蒸れやすく、皮膚トラブルに陥ります。

クロロプレン素材ですと、柔軟性に優れ、ある程度の汗も吸い取り、保温性にも優れているので、オールシーズン快適に釣りができるという訳です。

次に、靴底ですが、スパイク、ラジアル、フェルトなど、数種類あると思いますが、川で使用する際は、『フェルト底』を間違いなく選択してください。フェルト底は、石にこびりついた苔の上でも滑らず歩けるために、川を上りながら釣り歩く渓流釣りに向いています。よく、アユ釣り師が履いていますけど、アユのエサは苔で、その苔まみれのヌルヌルの石の上でも滑らない為です。間違いなく『フェルト底』を選んでください!

ここは重要で、ラジアルや普通の長靴では、滑って確実に転ぶものだと思ってください!

初心者さんは、これ買っとけば間違いなし↓

フィッシングフローティングベスト

名前の通り、水に浮くタイプの小物入れがついたベストになります。参考までに、安価なプロックスさんのベスト載せておきました。

渓流で溺れる?と思う方もいらっしゃると思いますが、渓流は谷底、その土地で一番低い場所になります。上流部での雷雨や、ダムの放水などで、一瞬で増水する場合があります。

また、渓流と言っても、本流であったり、大きなプールなど、足が着かない釣り場もあります。滑って落水した場合も想定して、ライフジャケットをつけて安全に釣りを楽しんでください!

そして何より、釣りをしながら移動しなければなりません。川の中で仕掛けを交換したり、エサを付けたりと、小物入れがついたベストでないと、不便でなりません。そして、移動中は釣り竿以外は、手に持つ余裕なんてありませんし、場所によっては釣り竿も畳んで、両手で岩をつかみ、進まなくてはなりません。なるべく、ベスト内にすべて収納できるようにし、荷物をコンパクトにする必要があります。

捕捉ですが、プロックスさんの良い所は、ウェーダーもベストも、色がカーキである、ということになります。どこのメーカーも大体、ブラックですが、黒いと蜂に攻撃されますし、真っ白でも、魚に警戒されてしまいます。という訳で、色はなるべくカーキを中心に選んでください!

サファリハット・防虫ネット

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初心者向けだからこその紹介。サファリハットと防虫ネット

冬季や春先は、防寒帽子で良いのだが、4月頃からは、この帽子が無いと釣りが嫌いになります。なぜなら、私の経験であるが、いきなりカゲロウが一斉に羽化し始めた時、何匹カゲロウ食ったことか(笑)水面でバシャバシャ魚たちがボイルしているのに、釣りを中断できますか?私は、魚達と一緒にカゲロウを食べながら頑張りました(笑)

また、夕方のブヨの猛攻撃!自宅に帰って妻に誰?って言われました。虫よけも、大型のアブには、さほど効果なし。あとは、いきなり羽アリの大量発生!息を吸うと鼻の中に入ってくるんですよ。

ということなんです(笑)

なので、すぐにでも出せるように、農家用の防虫ネット付き帽子は欠かさずかぶっています。虫が出たら、釣れ始めるのに、虫が出て撤収しているようでは、良い釣果は望めません!

偏光サングラス

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聞いたことがある方も多いでしょう。

そうです。水面の乱反射を一定方向の光線のみにし、水中が見えやすくなるサングラスです。これは説明不要ですが、渓流の魚達は非常に警戒心が強く、人がいない時は、堂々と泳いでいるものです。いち早く魚影を確認し、臨戦態勢でアプローチする為には、欠かせないアイテムとなっております。偏光サングラスは、渓流問わず、湖やエリアトラウト、ソルトウォーターゲームまで幅広く使用する釣り人にとっては必需品となります。

また、川によく落としてしまい、すぐ流されてしまいますので、メガネストラップも同時に使用することをお勧めいたします。

私が使っているシマノ製サングラスとストラップ。詳細は画像をクリック!

手袋・インナー

服装で最後に紹介するのが、フィッシンググローブ吸水速乾インナーです。

まず、グローブですが、渓流を移動中、もし滑って転んだ時に、どこから地面に接触しますか?そうです。まず手をつくでしょう。その際、ただでさえ濡れて切れやすくなっている手のひらを、ざっくり切ってしまったら?

最悪、冗談抜きに、出血多量で死にます。

指先くらいなら、カットバンや包帯で止血できますが、携帯電話も繋がらず、山奥にて、救急車も入れず、自力で戻らなければならない場合、どうなる事でしょう。想像するだけでも怖いですよね。という訳で、なるべく露出部を減らしてください!という事です。

インナーに関しましても、オールシーズン、速乾の物を着用してください!そして、なぜ、シマノのインナー画像を上記に挙げたかと申しますと、実際に釣りで着るものに関しましては、日本の釣具メーカーが世界一だと私は思っているからです。上記のインナーも、汗をかいてもぐんぐん吸って、すぐに乾いてくれますし、洗濯しても脱水で着れるほど速乾性に優れています。

快適な環境を提供してくれるインナーは、より釣りに集中できますし、動きやすさも断然違ってくるものです。冬季なんかは、シマノ・ダイワの防寒着は、段違いの性能を持っています。ブランドだから高い、という事ではないのです。

釣り具以外の装備品について

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スマホの電波は無い。近くに民家も無い。道路もない。

ここでは、安全に入渓し、無事に帰ってくるための、釣り具以外の装備品について細かく解説していきます。

クマよけベル

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人気が無い山だからこそ、そこは『野生動物のなわばり』という事を意識してください。

大げさに例えるなら、部屋に入ってきたゴキブリ、駆除しますよね。それと一緒で、野生動物からしたら、なわばり内の人間はゴキブリと一緒です。ましてや、ゴキブリだって人間に向かってきたら怖いのと一緒で、野生動物だって人間が怖いのです。

人間がいるという事をアピールする為には、クマよけベルをベストにでもぶら下げ行動しましょう!

熊撃退スプレー

渓流釣りや山遊びをする人なら、必ず携帯してほしい、『熊撃退スプレー』です。万が一に備え、いつでも取り出せる位置に携帯しましょう。

仮に、クマに遭遇した時でも、遠くからスプレーするのではなく、近距離まで引き付けてスプレーし、ひるんでいるすきに下流へ逃げましょう。

しかし、実際、川でクマと遭遇したとしても、慌ててはいけません

おとなしくしていれば、まず、向かってくることはありません。なぜなら、人間を威嚇するために川に降りてくるのではなく、彼らも水を飲みに来ているからです。しかし、キャンプなどで熊があらわれる時は、食べ物と言う目的で現れますので向かってきます。現れる目的が明らかに違います。

川での遭遇の場合は、用事が済んだら、山へ帰っていくパターンがほとんどです。むやみやたらに騒いだり、スプレーをまき散らすと、逆に、熊への興奮をあおってしまう事になりかねます。

ポイズンリムーバー・救急セット

これは、釣り以外でも、アウトドアをする人なら、絶対に携帯しなくてはならないものになります。これがあると無いとでは、生き死にを左右する問題にもなります。

また、ポイズンリムーバーも、セット品ではなく、実際使ってみて納得のいく物を携帯してください。使った時が無い状態で、蜂等に差されてから説明書を読んでいるようでは、手遅れになってしまいます。スピード重視なので、信頼あるものを使用しましょう。

救急用品に関しましても、セット物ではなく、実用的な物を必要最低限自分で準備し、携帯することをお勧めいたします。セット品のような消毒薬や虫刺されの薬など、効いたためしがありませんし、カットバンなども粗悪品で、すぐはがれてしまいます。

消毒系、止血系、包帯・ガーゼ、正露丸、ムヒZαというように、自分にあった納得がいく応急品をそろえましょう。私も昔、ネットのセット品を購入し使っておりましたが、今では、ケースとはさみ以外中身が全て入れ替わっております。

水筒

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渓流釣りをしていると、意外と汗をかいており、適度に水分補給をしないと脱水症状に陥る場合があります。また、いくら渓流の水が綺麗だからといって、生水を飲んではいけません。どんな綺麗な湧き水ですら、大腸菌などがいるものです。

という事で、あまり荷物にならないサイズの自分に合った水筒は必ず持って行きましょう。

まとめ

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いかがでしたか?

海釣りや渓流釣り、熟練者ほど服装や装備がきちんとしていると思いませんか?この記事を読む前までは、『かっこつけているだけだろ!』と思っていた方も少なくは無いはずです。

皆さんも今回の記事を読んで、本当に大事なものは、高価な竿やリールではなく、服装や装備品だという事が理解できたでしょうか?

正直、今回の記事は、大げさって言えば大げさです。しかし、いつなん時、どんな危険が待ち受けているか分からないのも、自然です。

確実に安全に帰ってこれる装備にて、快適に釣りをし、自分だけのポイントを見つけようではありませんか!

という訳で、今回の記事は、『渓流釣りの服装と装備品。命の危険がある事を理解せよ!』という内容で進めさせてもらいました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

次は釣り具を見てみよう!

 

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